BNPパリバ・アセット・マネジメント、Venture & Impactチームを強化し、新共同代表を任命

3月10日、BNPパリバ・アセット・マネジメント(BNPP AM)は、プライベート・アセット部門内のVenture & Impactプラットフォームを強化し、オペラ・テック・ベンチャーズ(OTV)の共同代表にマリヌス・ウースターベーク氏とヴァンサン・バイアン氏を任命した。両氏はOTVの日常業務と成長戦略を統括し、部門長であるヤン・ラガライエ氏に報告する。
OTVは2018年に設立されたBNPP AMのベンチャーキャピタルファンドであり、BNPパリバグループ専用の投資プラットフォームとして運営されている。欧州と北米のフィンテックやインシュアテック分野のスタートアップを対象に、シリーズA~C段階で300万〜1500万ユーロ規模の少数株式投資を実施している。現在までに17社へ投資し、3件のエグジットに成功した。
また、BNPP AMは本組織改革の一環として、エコロジカル・トランジション&インパクト、フィンテック、ソーラー・インパルス・ベンチャーファンドの事業を統合し、運用資産総額を8億ユーロに拡大した。OTVのスタートアップ投資は、BNPパリバグループとのシナジーを生かし、年間3〜5社の新規投資を目指す。
ヤン・ラガライエ氏は「OTVの新体制は、グループのデジタル変革戦略において重要な役割を果たす」と述べ、フィンテックやインシュアテック分野の成長支援を継続する意向を示した。