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2月5日、Googleは、これまで推進してきた多様性・公平性・包摂性(DEI)に関する採用目標を廃止し、DEIプログラムの見直しを進める方針であると報じられた。この決定は、連邦政府の請負業者としての立場や、最近の裁判所の判決および大統領令に準拠する必要性を考慮したものだ。
具体的には、2020年に設定した「過小評価されているグループ出身のリーダーシップ構成比率を2025年までに30%拡大する」という目標を撤回し、今後は意欲的な採用目標を設けないとした。
この動きは、MetaやAmazonなど他の大手ハイテク企業がDEI計画の終了方針を打ち出す中で追従したものであり、トランプ政権の政策や最近の最高裁判決が影響を及ぼた結果と考えられている。
一方で、Googleは「トランスジェンダー・アット・グーグル」や「ブラック・グーグラー・ネットワーク」などの従業員グループは維持し、製品や企業ポリシーの決定に反映させる方針を示している。
【参照ページ】
(原文)Google joins firms dropping diversity recruitment goals
(日本語参考訳)グーグル、多様性採用目標を放棄