
5月26日、フランスの独立系再生可能エネルギー事業者であるSolveo Energiesは、ナティクシス傘下の責任投資専門会社Mirovaが主導する形で、総額9,800万ユーロ(約160億円)にのぼる資金調達を実施した。本資金調達は、既存投資家の参加も得て株式出資という形で提供され、同社の成長戦略における重要な転機となる。これにより、Solveoはプロジェクトの開発段階から稼働段階へと移行し、2030年までに発電容量800MWを目指す。
今回の資金調達により、同社は2022年にSNCF(フランス国鉄)と締結した企業向け電力購入契約(PPA)のような大規模案件をさらに推進できる体制を整えた。Mirovaの「Energy Transition 6」ファンドを通じた出資は、Solveoにとって長期的かつ戦略的なパートナーシップとなり、将来的な投資総額は8億7500万ユーロ(約1,400億円)に達する見込みだ。
Mirovaは、Solveoの地域密着性と革新性を評価しており、同社の成長を通じてフランスのエネルギー自立と脱炭素目標の実現に貢献する姿勢を明確にしている。エネルギー転換ファンドの責任者であるラファエル・ランス氏は、「Solveoは志を持った実行力のあるパートナーであり、我々の投資戦略に理想的に合致する存在だ」と述べた。
(原文)Accélération de notre développement dans la transition énergétique avec une levée de fonds de près de 100 M€ menée par Mirova
(日本語参考訳)ミロバが主導する約1億ユーロの資金調達により、エネルギー転換における開発を加速