グーグル、バイオ炭でのCO2削減パートナーシップを発表

1月16日、グーグルは、バイオ炭を活用したCO2削減ソリューションを拡大するため、VarahaとCharmの2社と長期購入契約を締結した。2030年までに両社からそれぞれ10万トン、合計20万トンのバイオ炭による炭素削減を目指す。この契約は、バイオ炭削減取引として過去最大規模となる。

脱炭素目標の達成と気候変動の緩和に向けて

今回の契約により、グーグルは自社のネットゼロ排出目標を支援するだけでなく、バイオ炭生産の規模拡大を促進し、気候変動への対応を後押しする。これにより、バイオ炭が持つ炭素除去の可能性を実証し、持続可能な未来への貢献が期待される。

拡大する炭素除去ソリューションの一環

グーグルはこれまで、岩石風化促進技術や直接空気回収(Direct Air Capture)といった炭素除去技術を推進してきた。今回のバイオ炭導入は、FrontierやSymbiosisを通じた炭素除去分野の発展支援の一環であり、多様な解決策を用いることでさらなる気候変動対策を進める。

【参照ページ】
(原文)We’re announcing our first partnerships to scale biochar for CO2 removal
(日本語参考訳)CO2除去のためのバイオ炭の規模拡大に向けた最初のパートナーシップを発表します。

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    2025-4-15

    気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    ISSB(国際サステナビリティ基準審査会)やSSBJ(サステナビリティ基準委員会)が気候変動リスク…
  2. 2025-4-10

    オーストラリア証券投資委員会、企業の気候関連財務情報開示を支援

    3月31日、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、サステナビリティ報告に関する規制ガイド「R…
  3. 2025-4-10

    InnoEnergy、2030年までに最大26兆円のクリーンテック投資を動員へ

    3月25日、クリーンテック分野のインパクト投資家InnoEnergyは、2030年までに最大1,6…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る