1月22日、カナダのメディア・投資調査会社コーポレート・ナイツ(Corporate Knights)は「世界で最も持続可能な100社(Global 100 Most Sustainable Corporations、グローバル100)」の2025年版を発表した。フランスの電気機器メーカー、シュナイダー・エレクトリックが1位となり、日本企業ではエーザイ(35位)、リコー(51位)、シスメックス(98位)の3社が選出された。
今年のランキングでは、選出企業の投資の58%が環境関連に充てられ、他社平均の15%を大きく上回っとしている。また、”過去 5 年間、世界の大手上場企業がサスティナビリティによる収益が他の収益の 2 倍の速さで成長しており、現在、当社が追跡している上位 3,000 社の年間収益のうち 5 兆ドル以上を占めており、設備投資も、他のすべての設備投資の2倍の速さで成長”とCEOのトビー ヒープスは言及している。
一方、グローバル100の投資収益率は、過去20年間のほとんどでMSCI ACWI指数を上回ってきたが、2024年はAI関連株の上昇や化石燃料・軍需産業株の伸びにより、MSCI ACWIが優勢となった。高金利も影響し、脱炭素投資を進める企業の株価が低迷したため、グローバル100は過去2年間でやや劣勢となった。
【参照ページ】
(原文)2025 Global 100 list: World’s most sustainable companies are still betting on a greener world
(日本語参考訳)2025年グローバル100社リスト