NTAM、「気候変動・自然資本投資戦略」を発表

NTAM、「気候変動・自然資本投資戦略」を発表

2月2日、グローバルな投資運用会社であるNorthern Trust Asset Management(NTAM)は、気候変動と自然資本への配慮を統合した強化型ネット・ゼロ・ソリューションを機関投資家に提供することを目的とした「世界自然資本パリ協和インデックス戦略」を開始すると発表した。

この新しい戦略は、MSCIワールド・ナチュラル・キャピタル・パリ・アラインド・エクイティ・セレクト・インデックスのリスクとリターンの特性に密接に一致することを目指している。MSCIによると、このインデックスは、天然資源への悪影響に関連する指標へのエクスポージャーを減らす一方で、製品やサービス、あるいは自然資本関連リスクの管理を通じて環境へ積極的に貢献している企業へのエクスポージャーを増やすように設計されているとのことだ。

また、EUのパリ協定ベンチマーク(PAB)の基準を満たすことも目指しており、その基準には、温室効果ガス(GHG)排出強度を市場指数と比較して最低でも50%削減し、GHG排出強度を毎年7%以上削減すること、などが含まれている。

【参照ページ】
(原文)Northern Trust Asset Management Launches Natural Capital Paris-Aligned Strategy

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-13

    IFRS財団、新ガイドを発表 気候関連情報の開示を支援

    1月30日、IFRS財団は「IFRS S2に基づく気候関連開示のためのIFRS S1適用ガイド」を…
  2. 2025-2-13

    米国関税措置に対応 日本企業向け相談窓口を開設

    2月2日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と経済産業省は、米国の新たな関税措置に対応するため「米国関税…
  3. CSDDDの実践ガイド:ステップを進めるためのヒント集

    2025-2-12

    CSDDDの実践ガイド:ステップを進めるためのヒント集

    2024年7月25日、EUにおいてコーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンス指令(CSDD…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る