LG化学、環境配慮型材料への事業構造の転換を目指す投資を発表

8月19日、LG化学は2028年までに総額2兆6,000億ウォン(約2,400億円)を投資し、忠清南道の大山団地に生分解性PBATや太陽電池フィルム用POEなど計10の工場を建設すると発表した。

石油化学分野で環境にやさしい素材を開発するために、大規模な投資を行い、高付加価値のサステナビリティ事業と環境配慮型材料への事業構造の転換を目指す。

PBATは、自然界で速やかに分解する生分解性樹脂であり、廃プラスチックなどの環境問題の解決に大きな力を発揮することが期待されている。POEは、絶縁性や防湿性が高く、発電効率にも優れているため、太陽電池パネルを保護し、電力損失を最小限に抑えるフィルムへの応用が急速に求められている。

【参照ページ】
(原文)LG Chem Invests 2.6 Trillion Korean Won In High Value-add Eco-friendly Materials In Seosan, Chungnam Province
(日本語訳)LG Chem、忠清南道瑞山で高付加価値の環境配慮型材料に2.6兆ウォンを投資

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