7月23日、Airbus、エールフランスーKLMグループ、アソシエーテッドエナジーグループ、BNPパリバ、バーンハムスターリング、三菱HCキャピタル、カンタス航空がサステナブル航空燃料(SAF)ファンドに共同投資を発表した。合計約2億ドルの投資が行われ、SAFの生産を加速することを目的としている。
Airbusはアンカー投資家としてこのファンドに参加しており、投資マネージャーのバーンハムスターリング・アセットマネジメントと協力して「サステナブル航空燃料ファイナンシングアライアンス(SAFFA)」を設立した。このファンドは、主に廃棄物を原料とするSAF生産プロジェクトへの投資を行い、SAFの供給を増やすことを目指している。
各パートナーはそれぞれの経験と金融専門知識を活かし、技術的に成熟したSAF生産プロジェクトに投資する意向を示している。投資はSAFの生産経路や地域にわたって多様化される予定だ。
各パートナーは、その割り当て量に応じて、SAFFAが投資するプロジェクトからSAFの優先契約を締結することができる。SAFFAは、RefuelEU航空やCORSIA(国際航空のカーボンオフセットおよび削減スキーム)の認証を受けたSAFに焦点を当てている。
SAFFAの最初の投資は、米国の化学製造インフラを革新的な燃料および化学製造技術で再生することに専念するテクノロジー企業、クリサリス・バイオサイエンシズに行われた。
【参照ページ】
(原文)Airbus and partners invest in Sustainable Aviation Fuel financing fund
(日本語参考訳)エアバスとパートナーが持続可能な航空燃料資金調達基金に投資