Airbusとパートナー、サステナブル航空燃料ファンドに投資

7月23日、Airbus、エールフランスーKLMグループ、アソシエーテッドエナジーグループ、BNPパリバ、バーンハムスターリング、三菱HCキャピタル、カンタス航空がサステナブル航空燃料(SAF)ファンドに共同投資を発表した。合計約2億ドルの投資が行われ、SAFの生産を加速することを目的としている。

Airbusはアンカー投資家としてこのファンドに参加しており、投資マネージャーのバーンハムスターリング・アセットマネジメントと協力して「サステナブル航空燃料ファイナンシングアライアンス(SAFFA)」を設立した。このファンドは、主に廃棄物を原料とするSAF生産プロジェクトへの投資を行い、SAFの供給を増やすことを目指している。

各パートナーはそれぞれの経験と金融専門知識を活かし、技術的に成熟したSAF生産プロジェクトに投資する意向を示している。投資はSAFの生産経路や地域にわたって多様化される予定だ。

各パートナーは、その割り当て量に応じて、SAFFAが投資するプロジェクトからSAFの優先契約を締結することができる。SAFFAは、RefuelEU航空やCORSIA(国際航空のカーボンオフセットおよび削減スキーム)の認証を受けたSAFに焦点を当てている。

SAFFAの最初の投資は、米国の化学製造インフラを革新的な燃料および化学製造技術で再生することに専念するテクノロジー企業、クリサリス・バイオサイエンシズに行われた。

【参照ページ】
(原文)Airbus and partners invest in Sustainable Aviation Fuel financing fund
(日本語参考訳)エアバスとパートナーが持続可能な航空燃料資金調達基金に投資

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る