ISS-Corporate、ESGデータソフトを提供するSustainaBaseを買収

10月8日、企業向けにデータ・ツール・アドバイザリーサービス等を提供するISS-CorporateはSustainaBaseの買収を発表した。SustainaBaseは、フロリダ州を拠点として企業のサステナビリティレポートのためのデータ管理ソフトウェアソリューションを提供している。

2020年に設立されたSustainaBaseのソフトウェアは、企業のGHG排出量とデータを追跡する。GHG排出量の測定と追跡に対する規制が設定され、サプライチェーンからの圧力が高まる中、同社は、企業が正確で完全な炭素データをステークホルダーに提供する助けとなっている。

SustainaBaseプラットフォームは、GHG排出量報告の自動化においてクライアントをサポートし、エネルギーおよび事業活動に関するデータインフラの開発を支援する。クライアントは、ISS-Corporateが提供する気候変動リスク・戦略・目標設定・報告に関する規制上のニーズに対応するサービスから恩恵を受けることができる。

今後数ヶ月の間に、SustainaBaseのサービスは、ISS-Corporateのプラットフォームに統合される予定であるという。炭素会計・データ収集・報告に関する深い専門知識を持つSustainaBaseのチームは、ISS-Corporateに加わり、顧客エンゲージメントと製品機能の継続的拡大に注力する。

【参照ページ】
(原文)ISS-Corporate Acquires Carbon Accounting Software Provider, SustainaBase

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る