スコープ3関連のSaaS、スタートアップがシードラウンドで500万ドルを調達
10月4日、脱炭素化のためのSaaSプラットフォームを提供する、ケンブリッジ大学発のディープテックスタートアップであるNeutreenoは、シードラウンドで500万ドル(約7.4億円)を調達したと発表した。
企業の排出量の平均90%以上は、そのバリューチェーン(スコープ3)に起因しているという。 2030年までに排出削減ペースを倍増させなければ、全企業の93%がネット・ゼロ目標を達成できないという。また、多くの企業はバリューチェーンからの一次データが不足しており、このデータを取得するためのサプライヤーへの影響力は限られており、脱炭素化のコストは一般的に高いため、スコープ3排出量の削減は企業にとって特に困難なことである。
Neutreenoが開発したプロセス・ネットワークは、生産プロセスにおける質量とエネルギーの流れの研究に基づくもので、サプライヤーに対するデータ収集の労力を大幅に軽減し、企業は既存のツールよりも迅速かつ正確に製品ラインとその排出量情報をマッピングすることができる。
同社は今回の資金調達を受け、革新的なアプローチと業界の強力なバックアップにより、世界の脱炭素化への取り組みに大きな影響を与え、企業が気候変動目標をこれまで以上に早く達成できるよう支援すると示した。
【参照ページ】
(原文)Cambridge Scientists Secure $5M from Leading Global Venture Capital Funds and Corporations to Transform Scope 3 Decarbonization
(日本語参考訳)ケンブリッジの科学者がスコープ3の脱炭素化を変革するために世界有数のベンチャーキャピタルファンドと企業から