EU、メタン規則の契約モデル条項を勧告 2027年施行に向け輸入事業者の法令遵守を支援

7月20日、欧州委員会は、EUメタン規則(Regulation (EU) 2024/1787)に基づき、原油・天然ガス・LNG・石炭の輸入契約で活用できる任意のモデル条項に関する勧告を採択した。2027年1月から始まる輸入事業者のメタン排出関連義務への対応を支援し、契約実務の標準化を促すことが目的である。

EUメタン規則では、2027年1月1日以降、輸入事業者はEU市場に供給する原油、天然ガス、石炭について、生産段階でEUと同等のメタン排出の監視・報告・検証(MRV)措置が実施されていることを証明・報告する義務を負う。また、2028年8月5日以降は、生産時のメタン排出原単位(Methane Intensity)の報告も求められる。

今回の勧告では、契約条項のひな型に加え、生産者と輸入事業者を直接結び付けることが難しい場合の適合性証明手法として、「Trace and Claim」と「Certification」の2種類のコンプライアンスソリューションを提示した。加盟国当局には、一定の基準を満たす事業者を認定し、不正利用や重複発行を防止する仕組みを備えた制度として活用することを推奨している。

欧州委員会は、今回の勧告により、輸入事業者の法令遵守を支援するとともに、契約の透明性向上、世界全体でのメタン排出削減、EUのエネルギー供給の安定確保を後押しするとしている。

原文:COMMISSION RECOMMENDATION (EU) 2026/1834

日本語参考訳:欧州委員会勧告(EU)2026/1834


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