6月19日、H&MグループがRondo Energyに投資し、同社の戦略的投資家諮問委員会に参加すると発表した。これにより、熱エネルギー貯蔵技術を活用し、サプライチェーンの環境負荷を削減することを目指している。
H&Mグループは、Rondoのゼロカーボン産業用熱・電力技術を使用し、グローバルなサプライチェーンの工場での化石燃料によるエネルギ―使用をクリーンエネルギーに置き換える計画だ。Rondoは、再生可能エネルギーを電力に使用することで徹底的な脱炭素化を実現する。
Rondo Energyの創設者ジョン・オドネルは「生地の製造には大量の低コストエネルギーが必要で、Rondoのレンガバッテリーはそのニーズに最適だ」と述べている。H&Mグループは、Rondoの技術がサプライチェーンでどのように活用できるかを探るために提携し、戦略的投資家諮問委員会の一員として参加する。
東南アジアは世界の繊維産業の中心地であり、H&Mグループはこの地域でのポジティブな影響をさらに拡大しようとしている。なお、5月にはRondoとSCG Cleanergyは、東南アジア初の熱バッテリーを発表し、タイで大規模な生産能力を確立している。
【参照ページ】
(原文)H&M Group invests in Rondo Energy to further strengthen their climate strategy
(日本語参考訳)H&Mグループ、気候戦略のさらなる強化のためロンド・エナジーに投資