Wolters Kluwer、炭素排出量報告要件に対応する新たなソリューションを発表

6月5日、情報ソリューションプロバイダーのWolters Kluwerは企業が直接および間接的な炭素排出を報告・開示するための新しいソリューション「CCH Tagetik ESG & Sustainability for Carbon Emissions」のリリースを発表した。

同ソリューションは、GHGプロトコルに基づく、Scope 1・2・3の排出量データ管理機能を備えている。製品にはGHGプロトコルに基づく事前設定された炭素データ管理機能が組み込まれており、規制遵守を迅速化し、財務データと同じ精度で非財務データを管理できるようにする。主要機能には、EUのサステナビリティ開示規制であるCSRDや国際財務報告基準(IFRS)などの報告書への自動データフィード、複数のデータソースからのデータ取り込み、温室効果ガス計算ロジック、ダッシュボードとデータ視覚化機能、開示管理を効率化するAIを活用したナラティブ・レポートが含まれる。

同ソリューションは5月17日にイタリアのルッカで開催された「CCH Tagetik in Touch」というイベントにて発表された。

【参照ページ】
(原文)Wolters Kluwer expands CCH Tagetik ESG & Sustainability solution to include carbon emission reporting requirements
(日本語参考訳)ウォルターズ・クルワー、CCH Tagetik ESG & Sustainabilityソリューションを拡張し、炭素排出量報告要件に対応

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る