Preqin、プライベート・マーケッツのESGファンドを評価する新しいベンチマークを発表

Preqin、プライベート・マーケッツのESGファンドを評価する新しいベンチマークを発表

4月11日、オルタナティブ投資データおよび洞察のプロバイダーであるPreqinは、民間市場のESGファンド、およびSFDR、インパクト、気候変動ファンドのパフォーマンスをユーザーが評価できるようにすることを目的とした、新しいESGパフォーマンス・ベンチマークのローンチを発表した。

Preqinによると、この新しいベンチマークは、標準化され比較可能なESGファンドのパフォーマンスデータの欠如に対処するもので、これが近年の反ESG感情や批判の高まりの一因となっている。新しいツールにより、投資家、ファンドマネジャー、アドバイザーは、「不透明で有名な」オルタナティブ市場におけるESGおよびインパクト投資に関して、十分な情報に基づいた意思決定を行うことができる。

PreqinのESGベンチマークは、ESGインテグレーション、インパクト、気候、SFDR第8条、SFDR第9条、持続可能な開発目標(SDG)、シャリア・コンプライアントをカバーしており、SFDRファンドを含む1,000以上のESGファンドをカバーし、プライベート・エクイティ、ベンチャー・キャピタル、不動産、プライベート・デット、天然資源、インフラなど、主要なプライベート市場の資産クラスにわたるESGファンド・ラベルを網羅し、200以上のESGファンド・パフォーマンス・ベンチマークに関する情報を提供している。

【参照ページ】
(原文) ESG performance benchmarks
(日本語参考訳)ESGパフォーマンス・ベンチマーク

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る