サウスウエスト、持続可能な航空燃料を最大6億8000万ガロン購入する契約を締結

サウスウエスト、木くずを原料とする持続可能な航空燃料を最大6億8000万ガロン購入する契約を締結

11月2日、サウスウエスト航空は、再生可能燃料開発会社のUSAバイオエナジーと、2028年から20年間で最大6億8000万ガロンの持続可能な航空燃料(SAF)を購入するオフテイク契約を締結したと発表した。

サウスウエストによると、この新しい契約により、契約期間中に3,000万トンのCO2排出が回避されるという。

この契約は、サウスウエストにとって過去数年間における一連のSAF購入契約の中で最新のもので、ヴェロシス、ネステ、マラソン・ペトロリアム、フィリップス66社を含むプロバイダーとの契約である。昨年、サウスウエストは、低コストでSAFを製造する技術の試験的導入と商業化を目的とするSAFFiRE Renewablesにも投資し、拡張可能なSAFを開発・製造するためのエネルギー省(DOE)の支援プロジェクトの一環として設立された。サウスウエスト航空は、2030年までにジェット燃料消費量の10%をSAFに置き換えるという目標を掲げている。

アリゾナ州を拠点とするUSAバイオエナジーは、持続可能な木材廃棄物を再生可能ディーゼル、SAF、ナフサに変換することに特化した高度バイオリファイナリーを開発している。同社によると、同社の再生可能燃料は、従来の化石燃料に比べて排出量を80%削減する。

新たな契約により、USAバイオエナジーはテキサス州ボン・ウィアー近郊の施設からサウスウエストにSAFを供給する。また、両社は長期的な戦略的関係も発表しており、サウスウエストは今後計画される生産施設から年間1億8,000万ガロンまでのSAFを購入することができる。

【参照ページ】
(原文)Southwest Airlines Signs Agreement With USA BioEnergy To Purchase Up To 680 Million Gallons Of Sustainable Aviation Fuel
(日本語参考訳)サウスウエスト航空、USAバイオエナジー社と持続可能な航空燃料を最大6億8000万ガロン購入する契約を締結

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. コーポレートガバナンスの重要性と課題:国内での透明な開示対応

    2024-10-16

    コーポレートガバナンスの重要性と課題:国内での透明な開示対応

    コーポレートガバナンスとは、企業が持続可能な成長を遂げるための管理体制や仕組みを指す。透明で公正な…
  2. お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    2024-10-15

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 環境省

    2024-10-15

    環境省、「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の基本的考え方」を発表

    9月26日、環境省は「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に関する基本的な考え方」を…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る