AMCS、ESGソフトウェア・プラットフォームFigBytesを買収

AMCS、ESGソフトウェア・プラットフォームFigBytesを買収

10月31日、環境ソフトウェア・ソリューション・プロバイダーのAMCSは、ESGデータと報告プラットフォームのプロバイダーであるFigbytesの買収を発表した。

オタワを拠点とするFigBytesは、共同設立者のSonam Devgan氏とTed Dhillon氏によって2014年に設立され、炭素会計や気候変動対策から、水への影響、サプライチェーン活動まで、企業がESGに関する目標を計画、追跡、報告できるよう支援している。

取引の詳細は明らかにされていない。2022年12月、FigBytesは、既存投資家のQuantum Innovation Fundからの1,000万ドル(約15億円)の資金調達と、Silicon Valley Bankからの450万ドル(約6億円)の借入枠を含む、1,450万ドル(約21億円)の資金調達を確保したと発表した。

AMCSは昨年、ESGと環境安全衛生・品質に関する欧州のSaaSであるQuenticを買収しており、今回の買収は、ESG領域における2つ目の戦略的な動きとなる。AMCSによると、北米におけるFigBytesの市場プレゼンスは、欧州で確立されたプレゼンスを補完すると同時に、サステナビリティの目標達成と複雑化する規制報告要件の管理を支援するSaaSソリューションで、世界中の顧客により良いサービスを提供することを可能にする。

【参照ページ】
(原文)AMCS Acquires FigBytes to Reinforce its Commitment to ESG Solutions for its Customers Globally
(日本語参考訳)AMCSはFigBytesを買収し、世界中の顧客に対するESGソリューションへの取り組みを強化する。

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-8

    欧州198団体がサステナブルファイナンス規制の骨格維持を要請

    7月1日、欧州持続可能投資フォーラム(Eurosif)を含む198の投資家・企業団体は、EUのサス…
  2. GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    2025-7-7

    GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    GRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシ…
  3. 2025-7-7

    ノルウェー政府、2035年に温室効果ガス70〜75%削減目標を提出

    6月26日、ノルウェー政府は、パリ協定の下で2035年に向けた新たな国が決定する貢献(NDC)を国…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る