カーボンマーケットプレイスNCX、EnergizeやJPモルガン、マーク・ベニオフより57億円の資金調達を実施
3月2日、森林に特化したカーボンマーケットプレイスを提供するNCXは、新たな自然資本市場の形成に向けた資金調達として、5,000万ドル(約57億円)の調達を発表した。NCXはAIベースのソリューションを用いて、土地所有者が炭素を捕捉するための木材伐採の延期や、炭素クレジットを提供する炭素バイヤーへの接続を支援する。
今回の資金調達は、サステナビリティに特化したオルタナティブ投資マネージャーであるEnergize Venturesが主導し、JP Morgan、マーク・ベニオフのTIMEベンチャーズなどが参加した。
NCXは、マイクロソフトと共同開発したAIプラットフォーム「Basemap」を活用する。本プラットフォームは、土地1エーカーごとの木材と炭素の価値の評価を生成することで、土地所有者が効果的に伐採を延期し、炭素影響を確実に判断できるようにする独自のアプローチを提供する。本ソリューションにより、土地所有者は負担のかかる設定コストをかけずに、炭素クレジット市場に参加することが可能になる。
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(参考記事)NCX Raises $50m to Fund International Expansion and New Natural Capital Markets