Honeywell、投資家向けカンファレンスで最新の成長戦略とESG戦略を発表

 

3月3日、電子制御システムや自動化機器を製造・販売する米Honeywellは、2022年の投資家向けカンファレンスで同社の2021年の売上高の60%以上が「ESG指向」であることを明らかにし、今後さらに増加すると予想した。

HoneywellのSVP兼ゼネラルカウンセルのAnne Maddenは、バッテリーエネルギー貯蔵・炭素回収・プラスチックリサイクル・ビルの熱・電力管理・電気航空機・持続可能な航空燃料・炭素排出の追跡・削減を可能にする技術など、サステナビリティ課題への対応を目指した注力分野を紹介した。

Honeywell会長兼CEOのDarius Adamczykは、同社が新たに創設したビジネスユニット「Sustainable Technologies Solutions」の成長機会を強調した。本ユニットは、高度なプラスチックリサイクル・再生可能燃料・再生可能エネルギーの貯蔵と制御・炭素回収と水素経済ソリューションなどの技術を提供している。同社は、この事業部の売上高が2021年の2億ドル(約229億円)から2024年には7億ドル(約804億円)に成長すると見込んでいる。

Honeywellの幹部は、Science Based Targets initiativeに提出した新しい誓約を含め、同社自身の持続可能性の実績とESG目標を強調した。

【参照ページ】
Honeywell Hosts 2022 Investor Conference, Provides Updated Growth And ESG Strategy, And Enhances Long-Term Financial Framework

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る