プライベート市場向け資産運用会社であるハミルトン・レーンは、最近立ち上げた社会・環境影響に焦点を当てたファンド「ハミルトンレーン・インパクト・ファンドII」の中間決算を発表し、約230億円を調達した。
4月に設立されたインパクト・ファンドIIは、バイアウト、グロース、レイトステージ・ベンチャー、クレジット、リアルアセットなど、地域と戦略を問わず直接投資を行うことを目指しており、変革技術、イノベーション、効率性への投資に重点を置いている。投資対象は、クリーンエネルギーへの転換、持続可能なプロセス、健康と福祉、地域開発に重点を置く企業だ。
約2億ドルという規模は、2020年7月に9500万ドル超のコミットメントで最終クローズを発表した前身ファンド「インパクト・ファンドI」のすでに2倍以上の規模に達している。
ハミルトン・レーンによると、Impact Fund IIのこれまでの投資先は、さまざまな地域やセクターに及び、オンライン労働力トレーニングと教育、風力タービンエネルギーと貯蔵システムの設計と製造、炭素追跡と管理といった分野が含まれる。
【参照ページ】
(原文)Hamilton Lane Impact Fund II Holds Interim Close, Bringing Total Commitments to Nearly $200 Million
(日本語訳)ハミルトン・レーン、社会・環境影響力強化ファンドで2億ドルを調達