NZAOA、気候変動への対処を求める共同声明を発表

2月6日、アセットオーナーのイニシアティブである「Net-Zero Asset Owner Alliance(NZAOA)」が、2050年までの運用ポートフォリオをカーボンニュートラルにするというコミットメントをした資産運用業界に対し、気候スチュワードシップを実践するよう求める共同声明を発表した。

本声明では、運用会社が気候スチュワードシップを実践するための4つの実施原則を提示している。

  1. 気候変動へのシステミックリスクへの対処への集中:企業エンゲージメントに加えて、バリューチェーンエンゲージメントと政策エンゲージメントを展開することが求められる。
  2. 一貫性があり、野心的で、能力ベースの議決権行使方針の策定:行使結果を適宜開示することとともに、ロビー活動を自社の気候変動関連コミットメントと整合させる。
  3. 気候変動エンゲージメントの体系的強化:直面している課題や機会を公表することを含む、より体系的で透明性のあるエンゲージメントを行う。
  4. ロビー活動の整合:資産運用会社自身が公表した気候変動関連のコミットメントと整合させる。

NZAOAは、これらの原則を個々の運用会社が実施するよう要請しており、実践することで長期的な財務パフォーマンスの保護だけでなく、マンデート獲得能力の向上も期待されるとしている。

本声明の発表により、資産運用業界における気候変動への取り組みがさらに強化され、持続可能な未来への一歩が進むことが期待される。

【参照ページ】
(原文)To serve net-zero clients, asset managers need a systematic approach to climate
(日本語参考訳)NZAOA、気候変動への対処を求める共同声明を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-28

    ネイチャーポジティブ経営の重要性が増大・企業に求められる対応とは?(再掲)

    ※2024年3月5日公開済みの記事に「移行計画」「ネイチャーポジティブ宣言」に関する情報を一部更新…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-8-28

    環境省「ネイチャーポジティブポータル」開設、生物多様性回復へ情報集約

    8月18日、環境省は、生物多様性の保全と回復を目指す「ネイチャーポジティブ」の実現に向け、関連情報…
  2. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  3. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る