7月31日、世界的な食品・飲料会社であるKraft Heinzは、化石燃料の使用量を削減し、より持続可能なパッケージングを採用する取り組みの一環として、全世界のパッケージング・ポートフォリオにおいてバージンプラスチックの使用量を20%削減するという新たなコミットメントを発表した。
同社は、新たな目標を達成することで、バージンプラスチックの使用量を約1億ポンド(約180億円)削減できると見積もっている。
2020年、同社は一連のサステナビリティに関するコミットメントを発表した。今回の新たな目標は、2025年までに100%リサイクル可能、再利用可能、または堆肥化可能なパッケージングを達成し、2030年までに温室効果ガス排出量を半減し、2050年までに排出量をネット・ゼロにするというプラスチック削減のコミットメントをさらに拡大するものである。
Kraft Heinzは、プラスチックの使用量を減らし、リサイクル率を高め、プラスチックの代替品を利用することを目的とした一連の行動を強調した。これには、最近英国で環境に優しいマルチパックの板紙製スリーブを発売したこと、2025年までに米国でPET製硬質プラスチック包装の15%を消費者使用後のリサイクル材に置き換えることを目標としていること、HEINZトマトケチャップ用に木材パルプを原料とする紙製ボトルを開発するPulpex社とのプロジェクトを進めていることなどが含まれる。
【参照ページ】
(原文)Kraft Heinz Announces Goal to Reduce the Use of Virgin Plastic Globally by 20 Percent – or more than 100 Million Pounds – by 2030
(日本語参考訳)Kraft Heinz、パッケージから1億ポンドのプラスチックを削減へ