3月17日、米大手小売企業のTargetは、カリフォルニア州ビスタで同社初のネット・ゼロ・エネルギー店舗を公開した。本店舗では、使用量を上回る再生可能エネルギーを生み出し、排出量削減のための革新的な技術を検証する。Targetは、店舗の改修と新機能を、新店舗や改装プログラムへの投資に反映させる。
ネット・ゼロ・エネルギー店舗では、屋根とカーポートに設置された3,420枚のソーラーパネルでエネルギーを生成する。Targetによると、この店舗では毎年最大で10%のエネルギー余剰が発生し、それを地域の電力網に送り返すことができる見込みだ。また、天然ガスの代わりに屋上のソーラーパネルで冷暖房をまかない、冷媒をCO2冷凍機に切り替える。
Targetは、2040年までに全社的に温室効果ガス排出量ゼロを達成し、2030年までに事業用の電力を100%再生可能エネルギーで賄うという目標を含むサステナビリティ戦略「Target Forward」を、店舗や施設における革新的技術でサポートすると表明している。
【参照ページ】
(原文)Target Tests First Net Zero Energy Store
(日本語訳)Target、初の「ネット・ゼロ・エネルギー」店舗を発表