1月31日、フォードのCEOであるジム・ファーリーは、フォードのEVユーザー向けに、2025年からテスラの無料急速EV充電スタンドを予約できるようにすると発表した。
フォードは既に2023年に、米国とカナダ全土で同社EVを利用し、2024年春からテスラ製急速EV充電スタンドを利用可能にすることを発表している。対象車種は、フォードF-150ライトニングとマスタングMach-Eである。
さらに、フォードは2025年からテスラの北米充電規格(NACS)への移行を開始する。これにより、フォード車ユーザーはテスラのEV充電スタンドでもアダプター不要で充電できるようになる。そして、フォードは1月30日には、2030年までに米環境サービス大手エコラボが北米で保有する社用車の100%をEVに転換することを支援すると発表した。
エコラボはまず、カリフォルニア州を皮切りに2025年までに営業・サービス車両をEV化し、フォードF-150ライトニングとマスタングMach-Eを1,000台以上購入する予定である。また、フォードはエコラボが車両の性能と生産性を最大化するために使用する充電とテレマティクスのソフトウェア一式も提供する。
エコラボは、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラルを目指している。そして、今回のアクションもその一環である。
【参照ページ】
(原文)FORD TO OFFER COMPLIMENTARY TESLA SUPERCHARGER ADAPTER TO ELIGIBLE EV CUSTOMERS