ランボルギーニ、2030年までにバリューチェーン全体で排出量40%削減

ランボルギーニ、2030年までにバリューチェーン全体で排出量40%削減を目指す

1月30日、イタリアの高級スポーツカーメーカー、アウトモビリ・ランボルギーニは、2030年までにバリューチェーン全体で「車1台あたり」のCO2排出量を40%削減することを目標とする、新たな環境コミットメントを発表した。

新たなコミットメントは、ランボルギーニが2021年に発表した環境持続可能性戦略「Direzione Cor Tauri」に続くもので、製品ラインの電動化へのロードマップと、サンタガタ・ボロニェーゼの生産拠点および本社の脱炭素化に焦点を当てたものである。同社は昨年、初のハイブリッド・スーパースポーツカーHPEV(High Performance Electrified Vehicle)を発表し、2028年には初のフル電動モデルを、2029年にはフル電動SUVを投入するなど、電動化の目標を掲げている。

また、2025年までに車両からのCO2排出量を50%削減し、2030年までに80%削減することを目標としている。新たな野心により、同社はサプライチェーンや物流、製品の使用段階を含むバリューチェーン全体にプログラムを拡大する。

電化対策に加えて、エネルギーと水の消費量の削減、サプライヤーに対する持続可能性評価システムの導入、完成車の輸送を航空輸送から鉄道輸送にシフトさせるなど、バリューチェーンの排出量削減と環境持続可能性の向上を目指した一連のイニシアティブを概説した。

【参照ページ】
(原文)Lamborghini aims to reduce emissions 40% per car by 2030 en route to electric Urus successor
(日本語参考訳)ランボルギーニ、2030年までに1台あたり40%の排出量削減を目指す 電気自動車「ウルス」後継モデルを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    2025-7-7

    GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    GRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシ…
  2. 2025-7-7

    ノルウェー政府、2035年に温室効果ガス70〜75%削減目標を提出

    6月26日、ノルウェー政府は、パリ協定の下で2035年に向けた新たな国が決定する貢献(NDC)を国…
  3. 2025-7-7

    ネスレのカカオ農家支援、所得向上に成果―悪天候下でも収量増、対象5万世帯へ拡大

    6月25日、食品大手ネスレは、西アフリカで展開するカカオ農家の所得向上支援プログラムが、参加世帯の…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る