フォード、ミシガン州EVバッテリー工場計画の規模を縮小

11月21日、自動車大手フォードは、ミシガン州に建設を進めていたEVバッテリー工場の規模を当初計画から縮小すると発表した。当初の計画では年間生産能力35GWhを予定していたが、新たな計画では20GWhへと削減される。

本変更に伴い、新たに雇用される予定だった従業員数も、当初の2,500人から1,700人超へと減少する。フォードは本工場で中国の寧徳時代新能源科技(CATL)からの技術支援を受け、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーの生産を行う。

操業開始時期に変更はなく、引き続き2026年が予定されている。同社は規模の縮小について、「EVに関する長期戦略については引き続き強気だが、いくつかの投資についてはタイミングを見計らい、規模を縮小した」と説明している。

【参照ページ】
(原文)BLUEOVAL BATTERY PARK MICHIGAN UPDATE
(日本語参考訳)フォード、ミシガン州EVバッテリー工場計画の規模を縮小

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る