10月17日、ドライバルク船のオーナーであるBerge Bulkは、21万トン積載のベルジ・オリンパス号に、風力を利用して燃料消費量とCO2排出量を削減するYara Marine TechnologiesのBARTech WindWingsを4基搭載したと発表した。
YaraのWindWingsは、それぞれ高さ37.5メートル、幅20メートルの空気力学的スパンを持ち、高度な風力補助推進と航路最適化システムを提供する。
両社によると、新装置の導入により、平均的な世界航路で1日あたり6トンの燃料削減と、1日あたり約19.5トンのCO2排出削減が可能になるという。また、この改造により、ベルジ・オリンパス号は世界で最もパワフルな帆船貨物船となると述べた。
Berge Bulkは、今回の設置は2025年までにカーボンニュートラルを目指す同社の野望の一環であり、風況に恵まれた航路を航行する、より多くの船舶へのWindWingsの設置を評価すると付け加えた。Bergeの脱炭素化計画には、船隊効率の改善、海事技術の活用、新燃料の試験導入、炭素回収への投資が含まれている。
【参照ページ】
(原文)Berge Bulk Unveils The World’s Most Powerful Sailing Cargo Ship
(日本語参考訳)Berge Bulk、排出量削減のため風力アシスト推進を利用した貨物船を就航