EUと米国、合同健康タスクフォースを発足

5月17日、欧州連合(EU)と米国は、がんや世界的な健康脅威、関連するサプライチェーンやインフラについて協力するため、新しい合同健康タスクフォースを立ち上げたと発表した。

本タスクフォースは、COVID-19パンデミックのような健康上の緊急事態に取り組むために昨年6月に締結された協力協定に続いて設置されたものである。

タスクフォースはすでに、小児・若年成人がんおよび肺がんに焦点を当てた2つの作業部会を設置し、予防、発見、ケアに取り組んでいる。最初のワーキンググループは、5月10日に事実上初めて招集された。

他の優先分野の作業部会はまだ設置の途中であり、女性の権利とリプロダクティブ・ヘルスも優先事項の一つであると声明は述べている。

EUと米国は、鳥インフルエンザ、マールブルグ病、抗菌剤耐性、COVID-19後の状況を含む健康上の脅威を扱うための「耐久性のあるグローバルメカニズム」の確立を目指していると述べた。

【参照ページ】
Joint press release on the launch of the EU-US Health Task Force

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