バカルディ、新しい熱電併給システムでラム酒からの排出量を半減

バカルディ、新しい熱電併給システムでラム酒からの排出量を半減

10月2日、世界的なワイン・スピリッツ企業であるバカルディは、プエルトリコのラム酒蒸留所において、熱電併給(CHP)システムを新たに稼動させ、バカルディ・ラム酒ブランドの温室効果ガス(GHG)排出量を半減させると発表した。

新しいCHPシステムは、世界最大のプレミアム・ラム蒸留所である同施設において、重油を比較的クリーンなエネルギーソリューションであるプロパンガスに置き換えるものである。バカルディによると、本システムは、蒸留所やオフィス、カサ・バカルディ・ビジター・センターを含むプエルトリコのカタニョ・キャンパスで使用されるエネルギーの100%を発電する。

同社によると、新施設の立ち上げは、同社の排出削減努力における重要な一歩となる。同社のサステナビリティ目標には、2025年までに事業全体で排出量を50%削減するという目標が含まれている。バカルディは、廃水を浄化してバイオガスを発生させることにより、蒸留所のエネルギーの60%以上を生成すること、蒸留中に発生する熱の95%を再利用すること、発酵工程からCO2を回収するプロジェクトを開発すること、地元の野生生物を支援するために受粉媒介者ガーデンを植えることなど、同社が進めているその他の環境への取り組みについて概説した。

【参照ページ】
(参考記事)BACARDÍ® Rum Inaugurates System to Cut Greenhouse Gas Emissions by 50%

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る