Verra、ブルーカーボンに取り組む「Ocean Carbon Working Group」を発足

9月13日、Verraは、海洋をベースとした活動を実施するプロジェクトの認証を可能にするVerified Carbon Standard(VCS)プログラム規則の様々な更新について技術的な意見を提供するため、Ocean Carbon Working Groupを発足させた。

2023年9月に設立された本マルチステークホルダー・グループには、さまざまな地域やセクターを代表するメンバーが参加している。彼らは、海洋および気候科学、海洋政策、基準および認証アプローチ、炭素プロジェクトの開発、市場の需要と推進力に関する専門知識を持ち寄っている。

本作業部会は、VCSプログラムの規則や要求事項の更新に関するガイダンスを提供しており、これには、大藻類養殖、海底管理、アルカリ性強化、電気化学的アプローチ、栄養塩施肥、人工湧昇、人工湧下などが含まれる。

本作業部会はまた、VCSプログラムの基本的な定量化プロセス(モニタリングと検証、プロジェクトの境界など)および手法と、海洋システムダイナミクスおよび炭素循環のモデリングとの整合性を改善するような、基準関連の追加的なアプローチも検討している。さらに、ワーキンググループは、海洋ベースの炭素プロジェクト活動の開発とスケーリングの成功に関連する機会、課題、リスクを評価している。

【参照ページ】
(原文)Verra Launches Ocean Carbon Working Group
(日本語参考訳)Verra、Ocean Carbon Working Groupを発足

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