ナスダック、ESGトレンド・レポート最新版を発表。ESGに関する議論は顕著に増加

8月21日、米証券取引所ナスダックは、四半期毎に発行しているESGトレンド・レポートの2023年第1四半期版を発表した。大手上場企業での決算説明会でESGに関する議論が顕著に増加していると伝えた。

本レポートは、同社独自の自然言語処理ツールを活用し、ラッセル3000およびMSCI USA ESG Leadersの構成銘柄の決算説明会資料を分析。前四半期比で、ラッセル3000構成銘柄の企業では22%、MSCI USA ESG Leadersの構成銘柄では10%増加していた。

本レポートによると、大手上場企業での決算説明会でESGに関する議論が顕著に増加している。決算説明会で、ESGに関する質問を受けた企業割合は、ラッセル3000では29%(前四半期は21%)、MSCI USA ESG Leadersでは43%(同26%)だった。

【参照ページ】
Corporate Priorities for ESG

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る