7月11日、インパクト重視の投資会社LeapFrogは、アフリカとアジアにおける気候変動との闘いにおいて、5,000万人の低所得者層にグリーンなツールやテクノロジーを提供することを目指し、気候ソリューション企業に5億ドル(約689億円)以上を投資する計画を発表した。
2008年に設立されたLeapFrogは、アジアとアフリカの新興市場において、ヘルスケア、金融サービス、気候変動対策事業など、高成長のグローバル市場における優れた事業に投資し、成長性、収益性、影響力の「飛躍」を可能にすることを目指している。
新たなコミットメントの下、同社は、建築環境、エネルギー、モビリティ、食品分野に注力する計画であり、2030年までに8ギガトンの温室効果ガス排出を回避しつつ、9000万人の新規雇用を創出することを期待していると述べた。
本発表は、ジョン・ケリー米国気候担当特使とグラント・シャップス英国エネルギー安全保障担当国務長官が主催した米英気候金融動員フォーラムで行われた。
同社によると、新興市場におけるグリーンビジネスへの資金は、過去10年間で毎年28%増加しているが、クリーンな代替エネルギーへの転換を支援するために必要な年間投資額3300億ドル(約45兆円)の5%にも満たない。
LeapFrogの最近の投資先には、世界最大のオフグリッド太陽エネルギー企業であるサンキングがあり、1億200万人に恩恵を与え、60億ドル(約8,276億円)のエネルギーコストを削減している。また、南アジアで電気自動車に革命を起こすモビリティ・プラットフォームのCarDekhoが2億5000万ドル(約344億円)の投資を獲得するのを支援した。
【参考ページ】
(原文)FUND SOLUTIONSLeapFrog Commits US$500 Million to Asian, African Climate Solutions
(日本語訳)ファンド・ソリューションズLeapFrog、アジアとアフリカの気候ソリューションに5億ドルを拠出