7月12日、国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国連児童基金(UNICEF)、国連世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)は世界の食料安全保障と栄養の現状の2021年版を発表した。
本報告書は、世界の食料安全保障と栄養の状況に、より良く対処する方法について、より深く考察する必要があることを明らかにしている。
この調査によると、2030年までにあらゆる形態の世界の飢餓と栄養失調を終わらせるという目標から遠ざかっているという。この課題は、COVID-19のパンデミックとそれに関連した封じ込め対策によって拡大していると分析している。
本報告書は、2020年の食糧不安と栄養不良に関する初めての世界的な評価を行い、COVID-19パンデミックの永続的な影響によってさらに複雑化したシナリオにおいて、2030年の飢餓がどのようなものになるかを示している。
また、健康的な食生活に必要なコストと価格に関する新たな推定値も含まれており、これは食料安全保障と栄養に関する指標とその傾向の分析をつなぐ重要な要素となっている。
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(原文)The State of Food Security and Nutrition in the World 2021