国連、世界の食料安全保障と栄養の現状 2021年版を発表

fao

7月12日、国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国連児童基金(UNICEF)、国連世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)は世界の食料安全保障と栄養の現状の2021年版を発表した。

本報告書は、世界の食料安全保障と栄養の状況に、より良く対処する方法について、より深く考察する必要があることを明らかにしている。

この調査によると、2030年までにあらゆる形態の世界の飢餓と栄養失調を終わらせるという目標から遠ざかっているという。この課題は、COVID-19のパンデミックとそれに関連した封じ込め対策によって拡大していると分析している。

本報告書は、2020年の食糧不安と栄養不良に関する初めての世界的な評価を行い、COVID-19パンデミックの永続的な影響によってさらに複雑化したシナリオにおいて、2030年の飢餓がどのようなものになるかを示している。
また、健康的な食生活に必要なコストと価格に関する新たな推定値も含まれており、これは食料安全保障と栄養に関する指標とその傾向の分析をつなぐ重要な要素となっている。

【参照ページ】

(原文)The State of Food Security and Nutrition in the World 2021

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る