2月12日、IBMは、ESGデータ収集・分析・報告プラットフォームであるIBM Envizi ESG Suiteに新しいサプライチェーン・インテリジェンス・モジュールを発表し、企業がスコープ3の計算と報告のためにサプライチェーン排出量を収集・分析する機能を追加した。
この新機能は、EUのCSRDやIFRSのISSB基準を含む新たなサステナビリティ報告基準がスコープ3の開示を要求しており、企業がスコープ3の排出量、つまり上流と下流のバリューチェーンに由来する排出量を報告するよう、世界的に規制圧力が高まっていることを受けてのものである。スコープ3の排出量は、多くの企業のカーボンフットプリントの大部分を占めることが多いが、企業が直接管理できない領域で発生するため、追跡・報告することが一般的に最も困難である。
IBMによると、新しいモジュールにより、ユーザーは、自動化された製品レベルのデータ要求データ収集と分析を含む、大量のサプライヤーと製品レベルの取引データの取得と集計が可能になり、報告のためのデータ品質が向上し、排出量削減の機会を特定できるようになる。
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【参照ページ】
(原文)Scaling scope 3 impact and measurement with IBM Envizi Supply Chain Intelligence
(日本語参考訳)IBM Envizi Supply Chain Intelligenceによるスコープ3の影響と測定の拡大