App Store、2021年に約15億ドルの不正取引を阻止

6月1日、Appleは、昨年の初回不正防止分析を発表した。分析の結果、2021年だけでもAppleの洗練されたテクノロジーと人間の専門知識の組み合わせによって、15億ドル以上の不正の可能性がある取引から顧客を守り、顧客のお金、情報、時間の盗難未遂を防ぎ、問題のある新しいアプリケーションを100万個近く手放さないようにしたという。

Appleは、App Storeを人々がアプリケーションを発見しダウンロードするための安全で信頼できる場所として維持することに専心しており、デベロッパとユーザを欺こうとする悪質業者の検知と対策に向けたAppleの継続的な取り組みが行われている。悪質業者はオンライン詐欺の手法を進化させ続けており、しばしばその手口を見分けるのが難しくなっている。そのためAppleは、これらの脅威に対抗するためのプロセスを改良し、新しいプロセスを作り、ソリューションを開発し続けてきた。

App Storeでの不正行為を防止し、減らすためのAppleの取り組みには、複数のチームによる継続的な監視と警戒が必要だ。App ReviewからDiscovery Fraudまで、不正なアプリケーションの動きからユーザを守るためのAppleの継続的な取り組みは、独立した著名なセキュリティ専門家が、App Storeはアプリケーションを検索しダウンロードする場所として最も安全であると述べた理由を改めて実証している。

【参照ページ】
(原文)App Store stopped nearly $1.5 billion in fraudulent transactions in 2021
(日本語訳)App Store、2021年に約15億ドルの不正取引を阻止

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る