SolactiveがMinervaを買収

1月11日、インデックス開発会社のSolactiveは、ESGリサーチ、スチュワードシップサポート、委任状投票の代理店であるMinerva Analyticsの買収を発表した。

英国に本拠を置くMinervaは、一貫した投票方針を実施するための投票モジュール、ガバナンス参考データ、カスタム投票ガイドライン、サステナビリティガバナンスソリューション、さらに学者、規制当局、発行体、アドバイザー向けのデータやソリューションなど、資産家および運用会社にESGとスチュワードシップに焦点を当てた幅広いサービスを提供している。

Solactiveによると、インデックス型およびシステム型資産運用会社はいずれも、投資家から投資先企業への積極的な議決権行使と関与の圧力が高まっているため、今回の買収に踏み切ったとのことである。同社によると、今回の買収により、両社を合わせた500社以上のグローバルな顧客基盤に対して、委任状投票やスチュワードシップ監督サービスのほか、ESGインデックス、ベンチマーク、調査、データなどを提供することが可能になるという。

買収後も、両社は独立して事業を継続し、データサイエンスとテクノロジーに関して独立した立場で提携する。

【参照ページ】
(原文)Solactive Acquires Minerva Analytics, the ESG Research, Stewardship Support and Proxy Voting Agency, Further Enhancing its Leading Position in Sustainable Finance
(日本語参考訳)Solactive、Minervaを買収

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る