MAPFRE、約155億円のバイオメタンファンドを立ち上げ

MAPFRE、約155億円のバイオメタンファンドを立ち上げ

6月19日、スペインの保険会社であるマフィアは、スペインにおけるバイオメタン事業の建設・開発への投資を目的とした新ファンド「MAPFRE Energías Renovables II, FCR」を設立したことを発表した。

本ファンドは、第1期として1億ユーロ(約155億円)の資金調達を目標としており、欧州で初めて設立されるバイオメタン投資信託となる。

バイオメタン、または再生可能天然ガス(RNG)は、クリーンなエネルギー源への移行において、特に風力や太陽光などのエネルギーソリューションが実用的でない分野では重要な役割を果たすと期待されている。バイオメタンは、農業廃棄物、産業廃棄物、家庭廃棄物などの有機廃棄物から製造され、化石由来の天然ガスと化学的に同一であるため、既存の送配電インフラを交換することなく、道路輸送や重工業など脱炭素化が困難なセクターの脱炭素化を支援することができる。

また、バイオメタンガスは、化石ガスが持つ二酸化炭素を排出しない利点に加え、有機廃棄物を分解する際に排出されるメタンの回避にも役立つ。

新ファンドによる投資により、スペイン国内で20~25のプラントが開発され、バイオメタンガスの設備容量が5倍に増加することが期待される。

MAPFREは、ファンドのアドバイザーを務めるAbante、エネルギー分野の専門家であるIAM Carbonzeroとのパートナーシップにより、本ファンドを立ち上げる。

【参照ページ】
(原文)MAPFRE launches Europe’s first biomethane mutual fund
(日本語訳)MAPFRE、欧州初のバイオメタン投資信託を発売

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