6月14日、プロフェッショナルサービス企業Cognizantは、ブルーエコノミーを重視する顧客がテクノロジーを活用してビジネスの成果を向上させ、二酸化炭素排出量を削減し、海洋のサステナビリティを支援することを目的とした新しいビジネスグループ、Cognizant Oceanの立ち上げを発表した。
Cognizantによると、海洋で活動する企業がブルーエコノミーの分野、すなわち海運、海上輸送、オフショア石油・ガス、海洋再生可能エネルギー、養殖、海洋保全など、環境負荷や気候変動などの問題からサステナビリティに関する課題に直面していることを受け、新事業の立ち上げを決定した。
新事業グループは、海洋の脱炭素化、温室効果ガスの排出削減、気候変動の影響緩和、持続可能な実践の促進に焦点を当てた「ブルーカーボン」、洋上風力、潮力、波力などの海洋エネルギーに焦点を当てた「ブルーエネルギー」、海上・沿岸活動や外航客船向けの効率的で持続可能な輸送ソリューション開発を目指す「ブルートランスポート」、養殖と海洋食品生産の持続可能性に焦点を当てた「ブルーフード」の4つを主要産業とする。
本発表と同時に、Cognizantは、海洋に特化した機械学習プラットフォームのスタートアップTidalとの新たな協業を発表した。この協業は、同社の海洋情報プラットフォームを水産養殖市場に広く提供することを目的としている。Tidalのソリューションは、水中知覚、機械学習、AI、自動化のイノベーションを活用してデータを収集・分析し、養殖業のユーザーがよりインテリジェントな意思決定を行い、オペレーション・レジリエンスを構築し、より効率的に運用できるよう支援する。
【参照ページ】
(原文)Cognizant Introduces Cognizant® Ocean to Help Ocean Industries Navigate the Effects of Over-Exploitation and Climate Change
(日本語参考訳)Cognizant、海洋サステナビリティに特化したビジネスグループを立ち上げ