6月7日、脱炭素ソリューションに特化した投資プラットフォームであるGenZeroは、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)と共同で開発した新しい気候影響測定フレームワークを発表した。本フレームワークは、投資家が脱炭素投資の気候影響度をグローバルに測定できるようにすることを目的としている。
シンガポールの投資会社Temasekが昨年立ち上げたGenZeroによると、民間資本投資家が気候影響測定を投資プロセスに組み込む必要性が高まっているものの、そのための共通のフレームワークがないことを受け、新フレームワークを導入することになった。
新フレームワークでは、気候変動インパクトの測定において、投資によってもたらされる気候変動インパクトの種類(ソリューションが直接的、間接的、変革的インパクトをもたらすかどうかなど)、気候変動インパクトのシェア(所有権のシェアやバリューチェーン全体での貢献という観点から帰属を決定)、時間枠(インパクトが発生し測定される時期)、異なる考慮事項のバランス(時間経過による気候変動の質、量、コスト間の相互作用を評価)の4点を重要視する。
【参照ページ】
(原文)Investors Can Measure and Maximize Their Climate Impact
(日本語参考訳)GenZeroとBCG、投資家向け気候影響評価フレームワークを発表