CPPインベストメンツ、積極的な投資戦略でネット・ゼロ・ポートフォリオの実現にコミット

CPPインベストメンツ、積極的な投資戦略でネット・ゼロ・ポートフォリオの実現にコミット

世界最大級の年金基金であるカナダ年金基金の資産運用会社であるCPPインベストメンツは、2050年までにすべてのポートフォリオと運用においてネット・ゼロを達成するという目標を含む、一連の新しい気候関連の目標を発表した。

CPPインベストメンツは、新しいコミットメントを達成するために投資マネージャーが取る戦略と行動をまとめたポジションペーパーの中で、ポートフォリオをネット・ゼロにするという取り組みは年金基金の拠出者と受益者にとって最善の利益になると述べている。

ポジションペーパーには、CPPインベストメンツがネット・ゼロを達成するために計画している一連のコミットメントとアクションが含まれている。これには、積極的な投資とエンゲージメントアプローチの追求やポートフォリオ企業の気候変動戦略の評価、カーボンニュートラルの取り組みの支援、企業へのエンゲージメントと議決権の行使などが含まれている。同社は企業に実行可能な移行戦略の策定を促すことを目指しており、中長期的に排出量を削減し、収益性の高い移行を行うことで価値を創造する企業を支援する。

CPPインベストメンツは、この取り組みの一環として、2023年までに社内業務のカーボンニュートラル化達成やグリーン資産およびトランジション資産への投資額の2030年までの倍増を発表した。

【参照ページ】
(原文)Investing in the path to net zero
(日本語訳)CPPインベストメンツ、積極的な投資戦略でネット・ゼロ・ポートフォリオの実現にコミット

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る