4月13日、The Global Wind Energy Counciとアフリカエネルギーフォーラムの主催者であるEnergyNetは、アフリカの風力発電業界に、アフリカの現在および将来のエネルギーミックスの一部としての風力発電技術を提唱する重要なプラットフォームを提供する提携を結んだと発表した。
GWECのAfrica WindPowerイニシアティブは、GET.investの支援を受けて、このイベントの公式な「リードウィンドエネルギーパートナー」に選ばれた。
本パートナーシップは、風力エネルギーが、投資、雇用創出、地域のサプライチェーンの機会など、アフリカの持続可能な経済成長に拍車をかける役割を担っているという認識を示すものである。アフリカには膨大な風力資源があるにもかかわらず、世界の風力発電所のうちアフリカにあるのはわずか1%である。
しかし、エジプト、モロッコ、ケニア、南アフリカのような確立された市場から、ナミビア、モザンビーク、ザンビア、タンザニア、チュニジア、モーリタニア、ナイジェリア、ガーナといった新興の風力市場まで、アフリカ大陸の多くの国で、今後数年間に風力エネルギーの導入が急増する可能性がある。
アフリカ・エネルギー・フォーラムは、風力発電の主要な推進力とパートナーを含む、アフリカ大陸のエネルギー部門のすべてのセグメントを一堂に集めている。同フォーラムでは、太陽光発電や水力発電などの補完的なクリーンエネルギー、蓄電池やグリーン水素などの実現技術、民間の産業用オフテーカー、風力発電への投資意欲が高まっている石油・ガス産業などを取り上げている。
Africa WindPowerは、アフリカ大陸における風力発電の展開を加速するためのGlobal Wind Energy Councilのイニシアティブである。AWPはアフリカを拠点とする組織であり、世界の風力発電産業の専門知識とノウハウを活用し、アフリカ大陸におけるゼロ・カーボン、コスト競争力のある風力発電の推進に焦点をあてている。
AWPは、GWECのアフリカ・タスクフォースを構成する企業や組織と密接に連携しながら、世界の風力発電産業の専門知識やノウハウと、この地域の「現場」での経験やノウハウを融合している。
Africa WindPowerは、Global Wind Energy Councilによって設立され、欧州連合、ドイツ、スウェーデン、オランダ、オーストリアが支援する、発展途上国の再生可能エネルギーへの投資を動員する欧州のプログラムであるGET.investの支援を得ている。
【参照ページ】
(原文)GWEC and EnergyNet enter into Partnership in Anticipation of Wind Energy Growth Across Africa
(日本語訳)GWECとEnergyNet、アフリカでの風力発電の普及を見据えたパートナーシップを締結