Energy Impact Partners、クリーンエネルギー・ベンチャー・ファンドに150億超を調達

 

5月2日、エネルギー転換に特化したベンチャーキャピタル投資会社Energy Impact Partners(EIP)は、多様な創業者に焦点を当て、クリーンエネルギー転換を加速させることを目的としたElevate Future Fund I LPの資金調達が完了し、1億1190万ドル(約152億円)のコミットメントを得たことを発表した。

EIPによると、本ファンドは、エネルギーのエコシステムにおける多様性を促進し、クリーンエネルギーへの移行を加速させるという目標を支援するとともに、ベンチャーキャピタルネットワークにおけるインクルージョンの改善に取り組むことを目的としている。

同ファンドは、低炭素経済を推進するためのイノベーションを推進する多様な人材が設立または経営する企業に投資し、供給源の脱炭素化、電化、ハイテクを駆使したインフラ、信頼性と回復力、インテリジェントな需要などの分野を支援する。

Elevate Futureのポートフォリオ企業には、EV充電支援企業のChargerHelp!、物流・製造AI・ロボティクス企業のRobust.AI、持続可能な資源共有プラットフォームのRheaplyがある。

本ファンドのLP投資家には、Fortis、Southern Company、Xcel Energy、PPL Corporation、Amazon、Microsoft’s Climate Innovation Fund、CenterPoint Energy、GEが含まれている。

【参照ページ】
(参考記事)Energy Impact Partners’ Fund Closes With $112 Million to Support Diversity in Clean Energy

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る