Tata Communications、2035年までにバリューチェーン全体でネット・ゼロ達成を表明

4月21日、インドに拠点を置くTata Communicationsは、2030年までにカーボンニュートラルになること、2035年までにスコープ1・2・3排出を含むバリューチェーン全体でネット・ゼロを達成することなど、一連の新しい気候変動目標とイニシアティブを発表した。

2035年のネット・ゼロ達成に加え、同社は「3Cサステナビリティ」戦略を発表した。

自社事業では、新戦略のもと、エネルギー効率の向上と再生可能エネルギー対策のグローバル展開に取り組む。顧客重視の取り組みには、顧客の環境配慮と競争力向上を支援するグリーンまたは低炭素ソリューションの開発・提供が含まれ、同社は2027年までに顧客の温室効果ガス(GHG)排出削減可能量が自社のスコープ1および2排出量の20倍になると指摘している。

Tataのサーキュラーエコノミーを重視した行動には、主要施設における水の使用量と漏水量をリアルタイムで追跡するスマートメーターなどのIoTソリューションの導入、インドの主要キャンパスにおける雨水利用の実施と水と廃棄物のリサイクルの増加、インドで2027年までに廃棄物の埋め立てをゼロにすることへのコミットメントなどがある。

【参照ページ】
(原文)Tata Communications announces 3C Sustainability strategy; Commits to Net Zero by 2035
(日本語訳)Tata Communications、2035年までにバリューチェーン全体でネット・ゼロ達成を表明

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る