4月18日、サプライチェーンの社会的責任を推進する国際的連合Responsible Business Alliance(RBA)のResponsible Minerals Initiative(RMI)は、RMIの「 鉱物サプライチェーンのための責任ある調達デューデリジェンス基準-全鉱物 」がロンドン金属取引所(LME)の承認を得たと発表した。LMEから条件付きで承認されたRMIの基準はこれで6つ目となり、バッテリー材料やグリーンエネルギー移行に向けた重要なデューデリジェンスツールとなっている。
RMIの「鉱物サプライチェーンのためのグローバル責任ある調達デューデリジェンス基準-全鉱物」は、世界中の金属を生産、調達、加工する単一金属および複数金属の施設に適用される、鉱物にとらわれない基準である。
本基準は、OECDの「Diligence Guidance for Responsible Supply Chains of Minerals from Conflict-Affected and High-Risk Areas」に基づいており、金属加工業者、統合加工および採掘事業、独立採掘事業、ならびに上流の貿易業者および輸出業者の責任ある調達慣行を検証するように設計されている。
これにより、LMEが条件付きで承認したRMI規格の数がまた一つ増え、現在では合計6種類となった。これらの規格は、LMEのデジタル資格情報登録機関であるLMEpassportでも公開されている。
【参照ページ】
(原文)Responsible Minerals Initiative Standards Recognized by the London Metal Exchange
(日本語訳)RMI、ロンドン金属取引所から「Responsible Minerals Initiative」規格の承認を獲得