4月11日、Tescoは、業界初の試みとして、使用済み食品用プラスチックトレーのリサイクルを開始した。同社の主力商品であるチルド調理済み食品に完全循環型のパッケージングソリューションを提供する。
本取組は、大手パッケージングメーカーFaerchとの協力によるもの。ヨーロッパのゴミ箱から回収されたPETトレイをリサイクルし、食品用プラスチックトレーに生まれ変わらせる。
Tescoの調理済み食品トレーは、すでに最大75%の再生資源を含んでおり、その大部分は、よりクリーンでリサイクルしやすいボトルフレーク・プラスチックから作られている。今回の「Tray 2 Tray by Faerch」プログラムにより、新しいチルド食品用トレーには、最低30%のリサイクル原料が含まれることになる。
新しいトレーは、4月からTescoの主力自社ブランドのチルド調理食品に段階的に導入される予定である。本コラボレーションにより、高品質の食品用PETがダウンサイクルされることなく、サプライチェーン内で維持されることが保証され、トレイのPETパッケージが産業規模で完全に回収・リサイクルされることが実証された。
Tescoはまた、サプライヤーと協力して製品全体の変化を促進し、2019年には英国のパッケージからリサイクルしにくい素材をすべて排除する。さらに、プラスチック廃棄物の影響に取り組むUK Plastics Pactを含む業界の活動を支援している。
【参照ページ】
(原文)Tesco launches collaborative ready meal tray-to-tray initiative with Faerch Group
(日本語訳)Tesco、Faerch Groupと共同で惣菜トレーのリサイクルを開始