家電メーカーWhirlpool、全世界の製造拠点で廃棄物ゼロを達成

Whirlpool、全世界の製造拠点で廃棄物ゼロを達成

3月16日、家電メーカーのWhirlpoolは、世界中のすべての大規模製造拠点で「廃棄物埋め立てゼロ」の目標を達成し、同社が2012年に初めて掲げたサステナビリティ目標を達成したことを明らかにした。

同社によると、2022年末までに、各大型製造拠点は、廃棄物のエネルギー化を含む95%~99%の転換(ゴールド)または99%~100%(プラチナ)を要求するUL ECVP 2799 Zero Waste to Landfill規格に沿ったゴールドまたはプラチナのステータスを達成した。同社の2021年版サステナビリティレポートでは、前年度末までに90%の拠点がこのステータスに到達しており、その際に発生した廃棄物は約33万トンで、95%がリサイクルされ、埋立地に送られたのはわずか3.3%であった。

同社は、工場の効率的な廃棄物削減への投資や、リサイクル業者やサステナビリティ業者と協力して廃棄物をなくす方法を見つけるなど、目標達成のために取り組みを追求したと述べている。サステナビリティレポートには、グローバル全拠点でのトレーニングの実施、各拠点が廃棄物の発生量を減らすための社内目標の設定、「リサイクルから、材料をまったく無駄にしない再利用、削減、廃棄」への転換などの詳細が追加されている。

【参照ページ】
(原文)Whirlpool Corp. achieves goal of Zero Waste to Landfill for manufacturing sites worldwide
(日本語参考訳)ワールプール社、世界の製造拠点で「廃棄物埋め立てゼロ」目標を達成

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る