独CCEP、詰め替えボトリングのインフラに58億円超を投資

独CCEP、詰め替えボトリングのインフラに58億円以上を投資

2月23日、ドイツのCoca-Cola Europacific Partners (CCEP) は、リターナブルボトルに4,000万ユーロ(約58億円)以上を投資し、再利用可能なパッケージング能力を強化した。

本投資は、北ドイツのリューネブルクにある新しい充填ラインと、西ドイツのメンヘングラッドバッハにあるガラス瓶用の新しい包装機への出資となり、リターナブルガラス瓶で販売する飲料を拡大するCCEPの計画を後押しする。

ドイツでは今後、ガラス瓶の使用量が増加すると予想されており、今回の投資は、市場の需要に応えつつ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進するのに役立つ。ドイツのCCEPは、すでに2019年に「Coca-Cola」と「Coca-Cola Zero Sugar」用の新しい1リットルガラスボトルを導入している。

リューネブルクの新しい充填ラインは、ドイツ北部の生産ラインから最終消費者までの移動距離を短縮することで、パッケージングによる二酸化炭素排出量の減少に貢献すると期待されている。

また、リューネブルク工場は2024年夏までの稼働を予定しており、この地域で雇用を創出する予定である。

詰め替え用ソリューションへの投資は、CCEPが包装廃棄物をなくし、二酸化炭素排出量を削減しようとする方法のひとつにすぎない。これは、持続可能性行動計画「This is Forward」の一環として、2040年までにネット・ゼロを目指し、2030年までにバリューチェーン全体の排出量を30%削減するという同社の野望に沿ったものである。

【参照ページ】
(原文)Coca-Cola Europacific Partners in Germany invests over 40 million euros in refillable bottling infrastructure
(日本語参考訳)独CCEP、詰め替えボトリングのインフラに4,000万ユーロ以上を投資

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る