Wolters Kluwer、ESGソリューションに特化した新部門を立ち上げ

Wolters Kluwer、ESGソリューションに特化した新部門を立ち上げ

2月22日、プロフェッショナルサービスおよび情報ソリューションプロバイダーのWolters Kluwerは、企業や銀行向けに財務、業務、ESGパフォーマンスの統合管理および報告ソリューションを提供することを目的とした、新しい企業パフォーマンス&ESG部門の設立を発表した。

新部門は、Wolters Kluwerのエンタープライズ・ソフトウェア事業のうち、コーポレート・パフォーマンス部門のCCH Tagetik、EHS/ORMソフトウェア事業のEnablon、ファイナンス、リスクおよびレポーティング、内部監査ソリューションのTeamMateの4つを統合したもので、同社の2022年度の決算発表と同時に発表されたものである。

Wolters KluwerCEO兼会長のナンシー・マッキンストリーは、2022年の業績と見通しについてアナリストとの電話会議で、新部門の立ち上げは、ESGに焦点を当てたソリューションに対する、顧客からの需要の高まりを受けたものであり、新体制による継続的な成長に期待していると述べた。

プロフォーマベースでは、新部門は2022年の全社売上高の約12%、約6億5000万ユーロ(約940億円)を占め、2022年の有機的成長率は12%となり、Wolters Kluwerの2022年の有機的成長率全体5%を大きく上回る急成長部門になる。

Wolters Kluwerは、来月、企業パフォーマンス・ESG部門を正式に立ち上げると発表している。

【参照ページ】
(参考記事)Wolters Kluwer creates ESG tech division, posts strong results

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