WEFのEDISONアライアンス、90カ国の4億人以上の生活を改善

WEFのEDISONアライアンス・イニシアティブにより90カ国の4億5千4百万人以上の生活が改善

1月18日、世界経済フォーラム(WEF)が招集したEDISONアライアンスは、2021年1月の発足以来、健康・金融・教育における250以上のイニシアティブを活性化し、90カ国における4億5400万人の生活にプラスの影響を与えたと発表した。

同アライアンスは、「10億人の生活チャレンジ」を通じて、政府・民間企業・市民社会・学界・国際機関のコミットメントを世界的に活用し、2025年までに10億人のデジタルサービスや接続性の価格、使い勝手、アクセスを向上させ、デジタルインクルージョン・ソリューションの加速を目指している。

国際電気通信連合が発表した報告書によると、アフリカや南アジアの一部の国では、インターネットに接続しているのは人口の約40%のみで、ユニバーサルコネクティビティは依然として遠い存在である。デジタルインクルージョンのニーズが最も深い国に焦点を当てると、最も生活が向上しているのは南アジアの4カ国(インド、バングラデシュ、パキスタン、インドネシア)。この5カ国を合わせた人口は20億人以上であり、世界人口の4分の1に相当する。

また、2021年、14億人の成人が銀行口座を持たない状態であった。これを受け、EDISONアライアンスは、サービスを受けていない2億8,000万人の人々に、電子銀行・モバイルウォレット・電子決済などのデジタル金融サービスへのアクセスを提供した。本アライアンスにより、9,000万人がリモート/コネクテッド・ケア、遠隔健康管理プラットフォーム、遠隔医療サービスなどのデジタル・ヘルスケア・サービスにアクセスできるようになった。

さらに、2021年は世界で2億4,400万人の6~18歳の子供と若者が学校に通っていなかったが、本アライアンスにより、1,800万人の人々と若者が、オンラインによる質の高い教育、遠隔学習ソリューション、職業技能訓練にアクセスできるようになった。

デジタルデバイドを解消することは複雑な課題である。しかし、2025年までの合計3年間で、「10億人の生活チャレンジ」の45%を達成したEDISONアライアンスは、課題が解決可能だと示すことが重要であると述べている。同アライアンスは、ボードメンバーと強力なチャンピオンのコミュニティとともに、官民、国、政府、学界、国際機関、市民社会からのメンバーを奨励し、世界中でデジタルインクルージョンのさらなる推進に取り組んでいる。

【参照ページ】
(原文)World Economic Forum’s EDISON Alliance Initiatives have Improved the Lives of more than 454 Million in 90 Countries
(日本語参考訳)WEFのEDISONアライアンス・イニシアティブにより90カ国の4億5千4百万人以上の生活が改善

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