エレン・マッカーサー財団、サーキュラー・スタートアップのデータベースを立ち上げ

エレン・マッカーサー財団、サーキュラー・スタートアップのデータベースを立ち上げ

5月4日、エレン・マッカーサー財団は、循環型経済の変革を加速させるために、「サーキュラー・スタートアップ・インデックス」を公開した。

すでに500社のスタートアップがさまざまなセクター、産業、地域にわたって参加しており、世界の現在の循環型ビジネスの機会をかつてないほど可視化することができる。

エレン・マッカーサー財団のウェブサイトに掲載されている本インデックスは、財団のコミュニティに参加しているスタートアップのみを取り上げている。各企業は、廃棄物や汚染の排除、製品や素材の循環、自然の再生といった循環型経済の原則を、自社のビジネス提案に1つ以上組み込んでいることが評価され、選ばれた。

スタートアップはイノベーションに火をつけ、イノベーションはサーキュラー・エコノミーの転換を促進する。課題は、循環型ビジネスの提案に資金を供給し、規模を拡大することにある。本インデックスは、イノベーションと資本を結びつけることを促進することで支援する。

何千人もの起業家が、廃棄物をなくし、製品や素材を循環させ、自然を再生させる未来のために、すでにイノベーションを起こしている。エレン・マッカーサー財団は、より多くのサーキュラー・スタートアップがインデックスの一員となることを希望し、企業が理想のコラボレーションを探し始めることを期待している。

【参照ページ】
(原文)Press Release: The Ellen MacArthur Foundation Launches Database of Circular Startups
(日本語訳)エレン・マッカーサー財団、サーキュラー・スタートアップのデータベースを立ち上げ

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-20

    SEC議長、ESG株主提案の政治化に警鐘―「企業統治の本質に立ち返るべき時」

    10月9日、米証券取引委員会(SEC)のポール・S・アトキンス議長は、デラウェア大学のジョン・L・…
  2. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る