Lenovo、2050年までにバリューチェーン全体でネット・ゼロエミッションを達成することを約束
1月19日、コンピュータメーカーのLenovoは、2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量をネット・ゼロにする目標を発表した。本コミットメントは、Lenovoのバリューチェーン全体をカバーし、Science Based Targets initiative(SBTi)のネット・ゼロスタンダードに合致していることが検証されている。
同社は長期的には、2018-2019年を基準年として、2050年までにスコープ1、2、3のGHG排出量の絶対量を90%削減することを約束している。短期的なSBTi検証済みの2030年排出量削減目標には、2029-2030会計年度までにスコープ1およびスコープ2のGHG排出量の絶対値を50%削減すること、および同じ期間内に販売製品の使用によるスコープ3のGHG排出量を同等製品の平均値で3%削減することをコミットメントしている。
Lenovoはまた、2030年までに、購入した商品とサービスによるスコープ3のGHG排出量を100万米ドルの粗利益あたり66.5%、上流の輸送と流通によるスコープ3のGHG排出量を輸送した製品のトンキロあたり25%削減することを約束すると述べる。
SBTiは、2021年にネット・ゼロスタンダードを立ち上げ、厳しい基準を設けて、企業のネット・ゼロ達成へのコミットメントを評価・認証している。本スタンダードでは通常、ネット・ゼロの目標には、2050年までに90~95%の脱炭素化を目指し、まだ削減できない残余の排出を中和することを求める。
Lenovoは、これまでにネット・ゼロスタンダードに従って目標の検証を受けた139社のうちの1社であり、PCおよびスマートフォン・メーカーとしては初めてである。
【参照ページ】
(原文)Lenovo Commits to Net-Zero Emissions by 2050, Validated by Science Based Targets initiative
(日本語参考訳)Lenovo、2050年までにバリューチェーン全体でネット・ゼロ・エミッションを達成することを約束